長野県小諸市 長野県有機生産者連合
「ミミズのいない畑を目指しているんだ」
初めて伺ったときに聞いた言葉、びっくりしました。
ミミズの出ない土壌づくり
ミミズは腐蝕物を食べているので、ミミズがたくさん住んでいる畑というのはだんだん改良されて行っている畑ということ。しかし逆に考えるとミミズがいる土地は腐蝕物が存在しているということ。ミミズが住まない本当の良い土。腐敗物のない豊かな土地を目指し土づくりをされています。
長野県生産者連合の代表、清水さんと初めてお会いしたのは私が高校生のころ。
”ミミズが住んでいる土地” = ”豊かな土地”だと思っていた私にとって衝撃が走る内容でした。
確かに言われてみると、ミミズが住む土地がなぜ良いとされているかというと
・ミミズが土の腐敗した部分を食べて出た糞は良い肥料になる
・ミミズが土の中をめぐることにより排水性のよい(団粒構造)土壌になる
などと言われています。
初めから腐敗物がなかったらミミズはほかの腐敗物がいっぱいある畑に行ってしまいますよね。
日々試行錯誤
”農業というのは天候に左右されるもの”一般的にはそういわれていますよね。私もそう思っています。
ですが清水さんは「天候に左右されているうちはまだまだだ」とおっしゃいます。
これは清水さん自身が天候を理由に出荷ができない、ということを恥じておっしゃっておりました。
清水さんは長野県生産者連合を立ち上げた時から、産直で消費者の方に直接販売をしていました。
毎日の食卓に並ぶものだからこそ、「出ませんでした」で済ませたくない。そんな想いをお持ちです。
未来へつなげる仕事をする
清水さんは研修の受け入れや社員の雇用など、新たな生産者を作り出すことも行っています。
ただ、作業を行ってもらうだけではない、将来自分が生産者になるという自覚を持たせるため、うまくいかなかったときも「どうやったらうまくいったのか」「今度上手くやるためにはどうやるか」を考えさせ、未来の農業を育てています。
その為、1品を大量に作るわけでなく、ほうれん草・レタス・人参からポップコーン用の爆裂種のトウモロコシまで幅広く作っています。
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